ultra96v2のwifiを2020.1で動かした話。 パッチはここにおいておく。
事象
私の環境で、2020.1にアップデートしたデータを起動するとwifiのアクセスポイントが見えなくなる事象が確認された
原因
ultra96-ap-setupによって作成されるアクセスポイントは wpa_supplicantにwpa_ap_actual.confを渡して設定している模様。 私の環境ではwpa_ap_actual.confが空となっていた。
ap.shを順に動かしてみるとどうもsedでwpa_ap_actual.confを作成するところがコケているようなので、パッチを当てる。
対策
自分で使う分にはap.shを直接修正してもいいが、 レシピのファイルに対してパッチを当てるにはquiltというものを使うらしいので使ってみた。 使い方はここにある。 目的のソースの探し方なども書いてあるので読んでおくのがおすすめ。 インストールして使うみたい。
apt install quilt
cd <path-to-src>
quilt new fix-for-my-hw.patch
quilt add ap.sh
#fix ap.sh
quilt refresh
するとpatchesフォルダ配下にfix-for-my-hw.patchが得られるのでこれを自分のレシピへと取り込む。
更に、meta-avnetを見るとconnman使っているようなので、imageに追加した。 connmanのblacklistにp2p0を登録する設定ファイルを追加した。 加えて、shutdown時にAPの設定をoffにできるようにmeta-avnetからultra96-wpaを借りてきた。
また、起動時からネットワークを有効とするためにconnmanの設定を行った。 /var/lib/connman/settingsがあらかじめ存在していればそれに従った動作をするようなので、 ultra96-ap-setup.bbappendでsettingsを追加する。
動作
Ultra96V2-********ctxというAPが見えるのでこれに接続し、192.168.2.1にrootアクセスする。
ssh 192.168.2.1 -l root
#ultra96v2のrootに接続
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